賃貸物件の更新のときは
賃貸物件は、たいていのものでは2.3年で更新時期が来るものです。
その際には何の迷いもなく、この物件が好きだから更新の手続きに行こうか、
はたまた、ちょっと飽きてきたな。
ほかに、気になる物件があるからほかの賃貸物件を探そうか、の2択を迫られますよね。
しかし、いまそのマンション、他の部屋に空室はありますか??
だとしたら更新の際には、ひとつ確認しておくものがあるのです。
そのお部屋は全く自分と同じ間取りだとすると、いま自分が払っている家賃と同じ値段で募集をかけていますか?
賃貸物件というのはもちろんその建物自体が年々古くなってくるというもの。
家賃交渉をして、家賃を下げてもらうことができるかもしれません。
また、空きがない場合でも、大家さんだって退去をされて、空室になり、家賃収入がなくなるよりも下げてもいいから入居していてほしいという思いもあるかもしれません。
そのためには「いい」借主である必要もありますけどね!
更新の際には「ちょっと相談なのですが。
」と話してみるのもいいかもしれません。
賃貸物件の告知事項とは
賃貸物件の広告には、たまに「告知事項あり」と書かれた物があります。
これは、簡単にいうと「広告にははっきりと書かないが、契約する前に知らせておくべき情報」です。
例えば、前の借り主がその部屋で自殺したという場合、普通は借りたいと思いません。
このような賃貸物件は、「事故物件」「心理的瑕疵物件」などと呼ばれます。
不動産業者などの貸し主は、このような事情について契約前の「重要事項説明」で説明する義務があり、それがなかった場合は、後から契約を取り消すことができます。
ですから、借りようと思った物件に「告知事項あり」という文言があった場合は注意が必要なのですが、こういった物件はかなり安い価格で貸し出されます。
そのため、あえてこういった物件を狙う人もいます。
最近は、こういった物件に特化した紹介サイトまであります。
心理的瑕疵にははっきりとした基準がなく、気にしない人はその部屋で何があっても意に介さないので、お得な物件という見方もできるからです。